令和2年度 地域猫TNR終了
- みつを
- 2021年4月1日
- 読了時間: 2分
宮崎県動物愛護センターで
令和2年度に不妊手術を受けた日向市の猫の数です。
条例により地域猫指定地区の地区名は公表できません。
A地区 161頭
B地区 18頭
C地区 47頭
A地区、B地区は上記以外にどうぶつ基金の行政枠、一般枠も
利用しているのでTNRした猫の数は相当数に及びます。
A地区は地区内に捨てられた猫及び
地区内の高齢者による多頭飼育の猫もTNRしました。
多頭飼育に陥っている高齢者が3世帯ありました。
B地区は地区内で増えてしまった猫のみTNRしました。
A地区、B地区は BOX杜の猫 が推進ボランティアとなり
捕獲→預かり→運搬→手術→運搬→預かり→リターンまでの
手術以外の作業を行いました。
C地区は地区内の高齢者による多頭飼育及び
エサやりさんの所で増えてしまった猫をTNRしました。
C地区は地区の住民が立ち上がり、民生委員と住民主体で
捕獲→預かり→運搬→手術→運搬→預かり→リターンまでの
手術以外の作業を行いました。
猫関係のボランティアではなく
地区の住民が主体となって活動する地域猫活動は
宮崎県では初めてのケースで、愛護センターもやる気満々でした。
地区の集会で現状の把握と対策が話し合われ
多頭飼育の高齢者の説得から、猫の運搬には車を出し合い
捕獲後の猫の預かりも全て住民主体で行って頂きました。
地域猫登録を行うと野良猫の不妊手術を愛護センターが無料で行います。
野良猫が増えて公衆衛生上好ましくないという考えを基に
猫を増やさないTNRを行うというのが保健所の地域猫TNRの考えです。
地域猫登録にはまず区長さんを説得するという難関が待ち受けます。
野良猫の不妊手術に同意する区長さんは極めて少ない、
C地区の区長さんも猫は嫌いでしたが、猫が減るならと協力的でした。
御自宅の周りで野良猫が増えて困っている、
多頭飼育に陥っている高齢者が多いという地域の方は
是非、保健所の地域猫登録を行い野良猫、外猫を不妊しましょう。
野良猫を生み出さないためには、
地域の住民の意識を変える必要があります。
野良猫は自分の仔猫を捨てることはありません。
野良猫を生み出しているのは全て人間です。
日向市民の「猫は不妊して飼う動物」という意識が変わらなければ
半永久的に野良猫のTNRを行うことになるでしょう。


C地区の猫達
赤い首輪はメスです
47頭不妊した中には妊娠猫が多く、
堕胎した仔猫は40頭を超えました。
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